営業である私が週6回ぐらいタクシーに乗っている。
大事にするのは、すぐに来ること、カードOK、この2点だけ。
その車はその人だ。無駄に空調を効かせたり、ぬいぐるみをウィンドウに並べたり、嫌な人の前座席に乗るとスーツパンツが暖かいマックポテトの入った袋に触れる。
最低限はキッチリしている。営業マンは乗った瞬間に安心してしまい、まるで会議室かのようにウッカリ仕事話をする。それらを耳にするウンちゃんは一番情報を持っているのかもしれない。いつも当たり前に安全安心な帰りを提供してくれることに感謝している。
「ウンちゃん」
なんて愛らしい日本語。「お出でウンちゃん、良い子良い子」と、まるで愛犬を呼ぶかのような。
イギリスで“Cabby”と言って、全く同じようなかわいい聞こえの言葉がある。
何も可愛くないけどな!!笑